種苗協会について 種苗協会のご紹介です。
平成23年「種苗界」年頭挨拶
社団法人 日本種苗協会
会 長 瀧井 傳一
おけましておめでとうございます。会員の皆様にはお健やかに佳き新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。 平素は、協会の活動に対し深いご理解と温かいご支援を頂戴し、厚く御礼申し上げます。
昨年は、大雨による災害や記録的な猛暑に見舞われ、日本各地で農作物の生産に大きな影響を及ぼしました。さらに、宮崎県では口蹄疫が発生して畜産業が打撃を受けるなど、農業界にとって大変な1年でありました。
種苗業界を取り巻く環境も大きく変容し依然として厳しい商環境にありますが、協会事業については、近視眼的にならず業界の10年先、20年先を見据えた運営を心掛けております。
社会貢献的な活動を通じて世間一般に種苗業界をPRし、将来の野菜消費拡大を目的とした「食育推進プロジェクト」は、昨年で活動2年目となりました。前年からの継続実施を望まれる学校も非常に多く、各地の地方新聞等で出張授業の様子が取り上げられるなど、地道ではありますが"タネ屋"の存在をアピールすることができているのではないかと思います。
そして何より、こうした各支部単位の事業に会員各社の若手社員の方が参加され、地域の協会活動が活性化されているとのお声を頂戴したことを大変うれしく感じております。これもひとえに、ご商売にお忙しいなか活動にご尽力を賜っている各支部の会員の皆様のおかげであり、改めて深く感謝申し上げます。
また、昨年5月の通常総会における役員改選を契機に、各専門部会の正副部会長を中心に世代交代を推し進めました。今後は、種苗業界の次世代を担う方々の新しい意見を積極的に取り入れながら、将来的な視点に立った協会活動を一層充実させて参りたいと考えております。
さて、本年6月には、京都・名古屋・福岡に続く地方開催として、仙台での総会が予定されております。地元宮城県支部をはじめ、東北ブロックの皆様には大変お世話になりますが、何卒お力添えを賜りますようよろしくお願い申し上げます。
さらに、11月には、千葉幕張大会以来10年ぶりの日本開催となるAPSA神戸大会が控えております。既に、国内組織委員会(NOC)において着々と準備を進めておりますが、こちらにつきましても会員の皆様のご協力が不可欠となります。政府において環太平洋経済連携協定(TPP)への参加/不参加について協議されていますが、いずれにしても、グローバル社会のなかで農産物も含めた貿易自由化は避け難い大きな時流ではないかと思います。
今後、日本農業はこれまで以上に海外農産物との競合を余儀なくされる可能性が高く、我々種苗業界もメーカー・卸・小売といった業態の如何を問わず、国際的な見地を加味した商品・技術・情報を提供することで日本農業の発展に貢献していくことが求められるのではないでしょうか。ぜひこの機会に多数の会員の皆様に積極的にご参加いただき、日本の種苗業界の存在感を示すとともに、業界を挙げて2011APSA神戸大会を成功させたいと考えております。
会員各位のご健勝とさらなるご繁栄をお祈り申し上げまして、年頭の挨拶といたします。
