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苗と種に関するFAQ

タネはどこで買えますか?
毎日食べる一般的な野菜のタネや花のタネは種苗店で買えます。お店検索でお近くのお店を知ることができます。牧草のタネや景観作物のタネなどもシードアドバイザーのいる専門店で問い合わせてみてください。一粒のタネは遺伝情報がぎっしりとつまった生物です。その特性を十分に発揮させるためには説明書きをよく読んで理解していただくことが必要です。その他にも、チョットしたアドバイスで素晴らしくよくできますのでタネは日種協加盟の専門店でお買い上げいただくことをおすすめします。
タネって何ですか?
「まかぬたねは、はえぬ」といわれるように、地上に生育しているもののもとです。森の巨木も、もとをただせば一粒のタネから芽ばえたものです。小さな草も一粒のタネから生育したものです。タネは植物学的には胚珠の発育したものです。農業上で一般的にタネといわれるものは生育のもとになるものを総称しています。必ずしも植物学上の種子とは一致しません。もうチョット詳細に知りたい方は、シードアドバイザーのいるお店にいって聞くか、お店にある「種苗読本」(社)日本種苗協会刊をご覧ください。
遺伝子組み替え技術を利用して育成された野菜のタネはあるのでしょうか?
日本国内で流通販売されている野菜のタネにはありません。すべて従来の育種方法により作出した品種のタネだけです。
タネにも有効期限があるのでしょうか?
タネは、遺伝情報のぎっしりつまった生物ですのでもちろん寿命もあります。タネの入った袋には有効期限が表示してあります。また、採種した年月日が表示してあることもあります。有効期限内であってもその品種の特性にあった環境でないとうまく発芽もしませんし生育もしません。人間は寒ければ衣服を着るし、暑ければぬぎます。タネはその適温になるまでじっと耐えるしかないのです。専門店のタネは皆さんの手に渡るまで防湿袋に入れて保存に最適な条件で店頭で管理されておりますのでご安心ください。
タネの基本的なまき方を教えてください。
お気に入りのタネが手に入ったらまずは絵袋の裏面をよく読んでください。皆さんにわかりやすくその特性を発揮させるように各社、各店が工夫をこらして説明してあります。何月にまけばいつごろ収穫できますと図解されているものが一般的ですが地方の伝統野菜などは口伝えで表記のないものなどもありますのでシードアドバイザーかお店の人によく聞いてください。なお、絵袋の裏面だけではとうてい説明が十分にできません。全国を各ブロックに大別して表記しても十分でありません。畑の向きや位置など詳細な条件はすべて違います。袋に表記されているものは極めて大まかな目安と考えてください。また、毎年の天候が同じようで同じではありません、抽苔や予定収穫時期に間に合わなかったり、早まったりすることがあります。農産物は自然との共同作業で生育させるものです。タネをまいただけで収穫できるというわけにはまだまだまいりません。そこが腕のみせどころかも知れません。専門店では皆様のお越しをお待ちしています。
100%発芽するタネはありますか?
残念ながら100%発芽しますと保証できるタネはありません。何ぜならば100%発芽するかしないかの判別の方法がないからです。発芽については国の基準や国際基準があり表示の義務もありますので皆様が店頭でお買い上げになったものは、すべて基準に合格したものです。タネは遺伝子情報のぎっしりつまった生物ですのですべて同一というわけにもまいりません。同じ両親から生まれた兄弟でも違うように生物は極めて多様な遺伝子の組み合わせから成り立っています。タネは多くの人々の日夜の努力により、作物としてその目的にあったように改良されたもので人工的に進化させたものです。身のまわりに生えている雑草のことを考えてみてください。春から夏にかけて適温と湿度が十分であれば除草しても次から次へと芽ばえてきます。一斉に発芽しないからです、一斉に発芽してくれれば一度除草してしまえば次から生えてこないはずです。雑草は子孫を残すために一斉に発芽しない特性を身につけています。野菜や花のタネは、これでは一斉に収穫できずに困ります。人間が能率よく畑で栽培できるように長い年月をかけて改良したものです。将来は100%発芽を保証されたタネができるかもしれませんが現在はありません。
タネに色がついているのはなぜですか?
すべての市販のタネには色がついているわけではありません。一部のタネには色の他にタネを病害から守り、畑に病害を持ち込まないように種子消毒処理をしてあります。使用された農薬は人身に影響のないことが実証された安全なものを極めて微量使用して処理をしてあります。タネの入った袋や缶に表示されています。タネに色がついているものは種子処理がしてありますという目やすと考えてもらって結構です。その他にタネをまく時に何粒どんな間隔でまいてたか判別しやすいように土の色に映える赤色や緑色等で色がついています。一粒のタネにもハイテク技術がいろいろなところで使われています。同じ名前の品種でもそれぞれが違うといってもよい程各社がしのぎをけずって品種開発をしています。種子消毒に使って安全で効果がある農薬はなにがよいか(社)日本種苗協会の下記会社がそのための試験に協力しています。
タネはどうして作られるのですか?
タネは機械装置で作っているものではありません。一般に植物は花が咲くと実がつきます。その実がタネと考えてください。ダイコンやキャベツも秋に収穫しないで5月ごろまで畑に放っておくと白い花や黄色い花を咲かせます。そのまましばらくすると花が散り緑色のさや状のものがいっぱいついてきます。さや状のものが茶色に変わるようになると葉も枯れてきます。タネがさやの中にいっぱいできあがったからです。子孫をタネとして残す準備が完了したからです。魚の鮭の遡上・産卵・稚魚の誕生・親魚の死と似ているでしょう。皆様がお買い上げになったタネは多くの人々が手塩にかけて作ったもので自然の恵みそのものです。現代科学が発達したとはいえタネ一粒も人工的には作ることは不可能です。人工種子が完成したって聞いたことがあるといわれる方もありますが実験的にある特定のものでできたということで全く実用的ではありません。自然が作ったタネは長期の貯蔵にも適し、運ぶのにも軽量で簡便です、再生産が特殊な製造装置を使わずに安価にできます。しかしながら皆様が満足される清潔で健全な遺伝子情報をもち発芽のよいタネを生産できる場所は年々少なくなってきています。タネの袋の裏面には生産地標記の欄があります。アメリカ産とかイタリア産、チリ産など世界各国名が記載されております。日本で育成した原種(親種)を使って海外での委託生産が年々多くなってきています。種苗会社の社員は商社員のいかないような世界中の農家をまわって日本の農家のために種子生産に努力しています。
タネの良し悪しはどこで見分けることができますか?
残念ながら外見からでは本質的な判別はできません。各社のブランドを見て判断するか専門店のアドバイスを参考にして見きわめるのが一般的です。各種苗メーカーも、それを取り扱う専門店も自信と信頼を持って皆様におすすめする商品ですからクレームのつくようなことがはじめからわかっているようなタネは販売しておりません。タネの良し悪しは早ければ1週間遅くても120日には判別できます。遺伝子レベルの判別法を使えば数時間で遺伝子情報の主なものがわかります。しかしながら本当の良し悪しはなかなかわかりません。タネに根本原因があってその為に出来が悪かったということは極めてまれのケースと言ってもといかもしれません。何ならば日本の種苗メーカーの品質のレベルは世界的にもトップの評価を受けているからです。タネが悪いといわれる問題の多くは外的条件の不整備や栽培用資材の不適切な使用に起因するものなど多種多様です。種苗メーカーもタネ専門店もよりよい商品を皆様に提供すべく日夜努力しておりますが、まだまだ未完で原因不明の事例も沢山あることは承知しております。種苗事故を一件でも少なくするためにも使用者の皆様の御協力が大切です。信用と信頼に基づいたタネの流通こそがよいタネがよい結果を生みます。日本種苗協会会員の店でタネはお買い求めください。
タネは食べても大丈夫ですか?
タネは口には入れないでください。食べないでください。種子処理をしてある色のついているタネは皆さんにこんな薬剤を使ってありますと袋や缶に必ず記載されています。なにも処理していないようなものでも一応は販売店で食べても大丈夫か確認してみてください。タネは特別の圃場で管理しながら生産されたもので食品として使用されるよりも高度な技術を使い管理生産されたものです。大切に使用してください。

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