一般社団法人 日本種苗協会

50th

MESSAGE設立50周年記念式典会長挨拶(要旨)

本日は、一般社団法人 日本種苗協会 設立50周年記念式典にたくさんのご出席を頂きありがとうございます。
こうして会員がこぞってこの50周年を迎えられますことは、この上ない喜びでございます。
「社団法人 日本種苗協会」は1973年(昭和48年)に設立されました。今日に至る歴史は必ずしも平坦ではなく、その時々の社会情勢に対応して難しい課題に向き合ってきたものと言えます。
設立以降、種苗の国際化に向かう時代背景に合わせ、組織と事業内容を逐次整えてまいりました。
育種の面からは、「農業生産を根底から支える」という共通した強い使命感の下、有用な新しい品種を世に送り出すための育種技術向上を目指し、品種審査会が全国各産地において、今日まで継続して実施されていることの意義は誠に大きいものがあります。
生産の面では、国内のみならず世界各地へ採種適地を求めることによって、種子の安定生産・安定供給を図ってまいりました。
また、種子品質のレベル向上対策として、種子消毒剤適用拡大へのアプローチのほか、独自のGM種子混入検査を実施したことなどは重要な取り組みでした。
流通円滑化の視点からは、「品種名鑑」を活用した品種名のルール化が長期にわたり維持され、シードアドバイザー資格の運営と講習が会員の資質向上を実現していることなどがあげられます。
そして、日種協独自のプログラムによる食育活動が全国規模で推進されていることも種苗への理解促進の面から意義のあることと思います。
一方、体制面では、「信頼される近代的な組織」を実現するため、組織改編を実施するとともに、公益法人改革に伴い「一般社団法人」となり、更に開かれた組織運営を目指しているところです。
このような多くの取り組みを推進することができましたのは、ひとえに会員の皆様のご理解とご協力があってこそのことと改めて御礼申し上げます。
今後、我々の業界を取り巻く環境は今までにないスピード感で変化していくものと思われます。
昭和53年の種苗法制定に始まり、今回の改正種苗法で、新品種育成にかかわる権利保護のレベルは格段に強化されました。
法の趣旨が広く浸透し、日本農業の振興につながるよう(我々は)先頭に立って一層の努力をしていかなくてはなりません。
また、種苗の更なる国際化が進展しており、日本の種苗業界も3度の国際会議を開催したことにより、国際的なプレゼンスが高まっています。日本の強力なリーダーシップが世界から期待されているところです。
農業は自然を相手にした、たゆまぬ技術革新の歴史であり、特に種苗はSDGsなどと親和性の高い仕事です。我々日本種苗協会は優良な高品質種苗の安定供給を通じて、新しい未来に向けた農業に大きな貢献ができるものと確信致します。
業界内には次代を担う若い力も育ってきており、大いに期待したいと思います。
結びとなりますが、本日お集りの皆様のご健勝とご多幸を祈念申し上げ挨拶とさせていただきます。

一般社団法人日本種苗協会
第11代会長 金子 昌彦
2023年10月19日
帝国ホテル

HISTORY日本種苗協会のあゆみ

協会の50年のあゆみをご紹介いたします。

CEREMONY式典の様子

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