食育推進プロジェクト概要

確かなタネから豊かな暮らし

現状取り組まれている「食育」の多くは、主に『食の消費面』に焦点を当てた活動となっています。
真の意味での「食育」を推進するためには、食のバックグラウンドとなる『食の生産面』に焦点を当てた取り組みが必要です。食の原点である種苗を取り扱う業界として、日種協は本質的な「食育」の浸透させるための「食育」に取り組みます。

タネまきから収穫という一連の栽培を体験することで、生命を育むことの大変さと喜び、食べ物に対する感謝の心を醸成することができます。

地方伝統野菜の栽培・調理体験学習

PROGRAM01

地方伝統野菜の栽培・調理体験学習

「食の生産」に焦点を当てた「食育」を推進し、子どもたち自身が野菜を栽培、収穫、調理して食することで、「食」を自ら育み食することの楽しみと喜びを伝えます。
また、教材として地方伝統野菜を取り上げ、地域の食文化伝承にも貢献します。

対象

全国小学校 100校(中・高学年小学生 約10,000名)

実施時期と実施例

春:果菜類・・・4月~7月

秋:根菜類・・・9月~2月

※内容については各学校の状況や要望をできるだけ考慮して実施いたします。

ナス

春期 栽培品目例 ナスの地方固定種

ナス

<選定理由>

子どもの嫌いな野菜ランキングで常に上位であり、調理方法も多様である。

※栽培品目については実施地区の状況に応じて変更の場合あり

<学習の流れ>

第1回
4月上旬:教室での食育事業、タネまき実習
第2回
5月中旬:定植実習(植え付け、水やり 等)
第3回
6月上旬:栽培管理実習①(整枝、誘引、追肥 等)
第4回
6月下旬:栽培管理実習②(整枝、誘引、防虫対策 等)
第5回
7月中旬:収穫・調理実習
カブ

秋期 栽培品目例 カブの地方固定種

カブ

<選定理由>

地方固定種が豊富にあり、栽培も比較的容易である。

※栽培品目については実施地区の状況に応じて変更の場合あり

<学習の流れ>

第1回
9月上旬:教室での講義、タネまき実習
第2回
9月下旬:栽培管理実習①(間引き、水やり 等)
第3回
10月中旬:栽培管理実習②(追肥、中耕 等)
第4回
小カブ 11月中旬:収穫・調理実習大カブ 12月上旬:収穫・調理実習

活動イメージ

農産部具の生産に関する専門知識を持った協会会員が、地元小学校を定期的に訪問し、栽培についての指導・フォローアップを行います。

活動イメージ

教材イメージ

各種資料をご用意し、効果的な体験学習をサポートいたします。

  • 教員用栽培マニュアル教員用栽培マニュアル
  • 児童用観察記録シート児童用観察記録シート
たねのひみつをさぐろう!!

PROGRAM02

たねのひみつをさぐろう!!

食の原点であるタネ・タネまきに特化したプログラムです。タネのプロであるシードアドバイザーによる出張授業やタネまきから収穫という一連の栽培を体験することで、生命を育むことの大変さと喜び、食べ物に対する感謝の心を醸成することができます。

対象

全国小学校

※取り組みたい先生ご自身からのご応募を受け、日種協会員が実施校を選定します。

シードアドバイザー出張授業の流れ

まずは先生が授業し、シードアドバイザーがサポートをするというチームティーチングの形で授業を行っていきます。

※内容については各学校の状況や要望をできるだけ考慮して実施いたします。

出張授業時間 45分

目標

育てる植物(種・苗)に対する興味を持つ
たねやさんについて知る

植物(種・苗)のふしぎ

すべての野菜は種からできていることを理解させる
小さな種にはたくさんの情報・プログラムが詰まっていることを理解させる

教員実施

10分

たねやさんの役割

どんな仕事(役割)をしているか紹介する
たねやさんから児童に育てる野菜の種を贈呈する

シード
アドバイザー

14分

目標

種のまき方を実践する
世話のしかたを
理解する

種の観察

種を観察させ、観察した種を絵や文章で記録させる

教員実施

9分

種のまき方とポイントと世話のしかた

注意点を3ポイントだけ伝える

シード
アドバイザー

10分

まとめ

教員実施

2分

目標

児童一人一人が大人の力を借りずに自分の野菜を栽培する

種まき~栽培

教員実施

教材イメージ

各種資料をご用意し、効果的な体験学習をサポートいたします。

  • 先生用スライド先生用スライド
  • シードアドバイザー用スライドシードアドバイザー用スライド
  • 児童用ワークシート児童用ワークシート
  • ネームラベルネームラベル